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産地直送サービスが変えていく3つのコト

 

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(Sven Scheuermeier)

最近全国の農家、漁師から、とれたての新鮮な食材、地方限定のクオリティの高い食材を、産地直送してくれるサービスが増えてきています。私も何回か使ったことがありますが、一度使うと味に感動して何度もリピートしたくなります。

そしてちょっと前にテレビで見かけて使ってみたいと思ったのがこれです。

「あきた森の宅急便」

 

akita-mori.com

毎朝、秋田の山菜取りの名人たちが山に入り、天然の山菜を届けてくれます。サイトには山菜を美味しくいただくためのレシピも多数掲載されています。

サイト内にはこんな密着動向記もありますが、美しい自然、おばあちゃんたちの笑顔にも癒されます。

akita-mori.com

ほかにもスマホアプリで、カジュアルに使えるサービスも。

pocket-marche.com

 

◇ITが生産者と消費者を直接つなぎ、1次産業を活性化

こうしたサービスが増えている背景にあるのはやはり、ITサービスによって、中間業者を必要としない物流を築き、直接、生産者と消費者を結びつけているからだ。これからは以下のような変化が訪れるだろう。

 

・生産者と消費者のコミュニケーションが活性化

すでに多くのサービスでは、消費者と生産者がコミュニケーションできる場を提供している。これまで顔も見えなかった同士が、ITによって、互いにメッセージを交わすこともできる。「美味しかったです!」という言葉をもらったら、生産者はどれほど嬉しいだろうか。おそらく、今後は直接会いにいき、現地で一緒に農産物・海産物を採るような機会もでてくるだろう。そしてますますコミュニケーションを密にしていくのだ。

 

・ブランドの確立

すでに多くのサービスでは、生産者のパーソナリティをしっかりと打ち出しブランディングしている。これまでスーパーで野菜を買う時、なんとなく買っていたものでも、どこの誰が、どういう想いをもって、生産しているのか、というストーリーと一緒に購買するのだ。

 

・食のライフスタイル化

食はすでにライフスタイルの一つであるのは間違いないが、こだわりをもつ人が増えてくるということだ。衣食住に関してはこだわりを持っている人が多いと思うが、最近の傾向として共通しているのは、結果としてのモノだけでなく、その背後にあるストーリーまでも含めたコトを消費すること。それぞれ人にファッションブランドや家具やレストランにこだわりがあるように、野菜にもこだわりをもつことが当たり前になってくるだろう。

 

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一度使えば癖になるのが、産地直送サービス。以下にもまとめサイトがあるので、ぜひ参照してください。

▼20個以上の野菜宅配サービスの情報を一覧にまとめたページ

www.yasaitakuhai.org