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SNSマーケティングを成功に導くための"会話の正体"とは「Twitter カンバセーション・マーケティング 」

■本「Twitterカンバセーションマーケティング ビジネスを成功に導く"会話"の正体」 

Twitter カンバセーション・マーケティング ビジネスを成功に導く

Twitter カンバセーション・マーケティング ビジネスを成功に導く"会話"の正体

 

 SNSを活用したマーケティングは、ビジネスに欠かせないものとなっている。消費者との関係を築き、インタラクティブに交流したり、ブランディングに活用したり、新しい製品やサービスの拡散するPRに活用したり、、企業は、新しいチャネルとしてのSNSに力を入れている。

SNSといえば、facebooktwitterInstagram、Snapchat、LINEなどが大きな勢力である。この本では、ツイッターをうまく活用している企業のケースや、日本人のSNS利用事情、最後には、ツイッタージャパンの社長と一橋大学マーケティング研究者の対談も含まれている。

ツイッターは、世界的に成長の鈍化が憂慮され、身売りのニュースも出ていたが、日本マーケットに関していうと、右肩上がりに成長している。2015年時点で3500万人のアクティブユーザーが存在している。

 

・なぜ日本人はツイッターが好きなのか、

・世代ごとのツイッターの利用目的の違い、

・日本人はユーザーイノベーションが得意な国民、

ツイッターを活用することでユーザーのリアルタイム情報を分析する、

など様々な視点でツイッターをめぐる会話を紐解いていく。

 

2013年、『天空の城ラピュタ』が放映されるときの"バルス祭り"は一秒間で14万ツイートという世界記録を樹立した。

2013年、11月11日「ポッキー&プリッツの日」にグリコ広告部は1日の"ポッキー"という言葉を含んだのツイート数を計測し、370万ツイートという世界記録を樹立した。

 

ツイッターを活用することで、これだけ膨大な数のオーディエンスを動かすことができるのだ。そして、それは拡散していく。ポッキーのツイートは、単にツイートするだけでなく、実際にポッキーの購買にも繋がっている。ツイッターをはじめとするSNSを活用した、ユーザーを巻き込んだ新時代のマーケティング戦略は、経済的に大きなポテンシャルをもっていることは間違いないだろう。